フールズフィスト 2

あれ…おもしろ、い?←超失礼

1巻からの惰性で読んで、読む前から「面白くなかったらここで切りましょーかねー」とか考えてたのですが、途中から完全に忘れてました。

知らない方は、作者が阿羅本景(Fate/Ataraxiaでサブシナリオ書いてた人)の、Fateっぽい設定の話だと思っておいてください。


2巻目にして、混戦あり、裏切りあり、熱血爆走ありの高密度展開で、内容的には2.5冊分くらいあるんじゃないでしょうか。
立ち位置的に有名にはならないと思いますが、こういう良作が何気なく存在してくれてると新作探しが楽しくなりますね^^

打ち切りにならずに続いてほしいものです…

魔弾の王と戦姫 6

第二部キタコレ。

さすが、川口士様。
第一部でひと通りの騒動が終わって、さてどうするんだ?と思ってたんですが、がっつり世界観広げてきましたね〜。
「千の魔剣と盾の乙女」の好例もありますし、これからもガンガン面白くなってくれると期待してます。


(追記)
ラノベなのに挿絵が全くなかったのは、どうでもいいと言えばいいのですが(文章目当てなので)、名前が出てるならもうちょっと仕事してほしいという気がしないでもない。

B.A.D. 7

いやー、笑った、笑ったわー。
もう、この作品ギャグ分類でよくない?

P126ページのあのセリフが、実は伏線だったとか…綾里さん、マジパネェっす(※考えすぎ)。

ただ、“彼”の進化はまだ終わらせて欲しくなかったなー、そう、ヤツなら、もっと羽ばたけるはずだ…!
というか、まだまだ利用価値はありますぜ(←ヒドすぎ)。

という訳で、今回の主人公名台詞集。
「増えてるうううううううううううううううううッ!」
「どうしてそうなったっ、どうしてそうなったっ、どうしてそうなったッ!」

翠の海

幸せの調整。
多数決の幸せ。
狂気の伝染。


こういう作品、大好きです。
世界観・キャラ・物語がそれぞれ極端な2面性を持っていて、さじ加減一つで大きく未来が変わるのですよ。

一例を挙げるとこのような感じ。


ここは、楽園です。→ここは、ゴミ捨て場です。
ここは、ゴミ捨て場です。→でも、楽園です。
皆、仲良しです。→確かに昼はそうですね。
皆、仲良しです。→仲良くない子はいません。
ここは現実世界ではありません。→法律なんて関係ないです。
何も知らない方が幸せです。→気づいても知らないふりをしましょう。
何も知らない方が幸せです。→もしくは、裏方に回りましょう。
寝る子は育つ。→寝ないから育ちません。
主人公はオールマイティーです。→執事から殺人狂まで、いろんな意味で素質があります。


…うん、わけわかんない。

映画インシテミル感想

正直、こんな駄作に穂信の名前を使うなと。

原作は、ミステリ好きな穂信さんが、設定が悪趣味であることを自覚しながら、それでもなおミステリとして面白い作品を目指したものでした。
だからこそ、タイトルがインシテミル(“ミステリに婬してみる”)だったわけで。


それに対してこの映画は、原作の悪趣味な所だけ拡大解釈して、本質だったミステリ部分を完膚無きまでに消し去ってくれてます。
表現の仕方がまずいとかじゃなくて、見事なまでに話が違う。オチが違う。展開が違う。登場人物が違う。


この映画の脚本を書いた方は、脚本家としての才能が致命的に無いだけでなく、他人の作品をわざわざ面白くない物に書き変えて世に出すという恥知らずな行為が出来る、ある意味非常にすごい人だと思います。
ええ、私には絶対できません。